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「内分泌外科」新設について

「内分泌外科」(内分泌甲状腺・肝胆膵外科)について

担当:鳥 正幸 水曜日診察

この度、大阪警察病院内分泌外科が新設されました。
一般の人々には馴染みの薄い「内分泌外科」という言葉ですが、文字通り「内分泌疾患」を扱う外科であり、臓器としては甲状腺・副甲状腺・膵臓・副腎・腹腔内(or後腹膜)ホルモン産生腫瘍等が該当します。「内分泌外科」は、国内では一部の大学病院しか標榜しておらず、「乳腺・内分泌外科」を設置する施設が多いのが現状です。

「乳腺外科」はその診療において手術を超えた総合medicineとして独立した領域となってきています。一方で「内分泌外科」の中心はあくまで手術であり、本来「乳腺疾患」と「内分泌疾患」は独立した領域であると言えます。学会の現状においても、日本外科学会に準じる基幹学会としての乳癌学会と内分泌・甲状腺外科学会が独立して分立し、其々の専門医制度、及び認定施設を有しています。

当院における独立科としての「内分泌外科」は、一般病院としては極めて稀なことであり、今後大阪警察病院外科・内分泌外科が臨床面において内外のリーダーシップをとることを目指すものであります。

担当させて頂くこととなった私共は、内分泌疾患である糖尿病・膵移植を研究テーマとして基礎研究・臨床(日米)を実践してきた延長として、現在(1)甲状腺を中心とする内分泌・甲状腺疾患、と(2)膵臓を中心とする肝胆膵疾患、の診療に取り組んでいます。

(1)内分泌甲状腺領域:甲状腺癌においては独自の内視鏡下甲状腺癌手術(気管shaving含)を開発し殆どの症例で実施。従来からの気管・食道・血管・神経等浸潤高度進行例も大学病院や甲状腺専門病院から紹介いただいております。

(2)肝胆膵領域:膵癌においても腹腔鏡下膵体尾部切除(HALS)を標準化いたしました。血管・他臓器浸潤膵頭部癌に対する膵頭十二指腸切除も腹腔鏡を取り入れたうえで根治性を目指しております。

当科の最大の特徴として、最近普及してきた内視鏡・腹腔鏡手術の技術にマイクロサージェリーや血管外科といった高度な技術を上乗せすることで安全第一に拘った手術を実践している点があります。その結果、外科領域で最高レベル難度の疾患を扱っているにもかかわらず、「手術関連死亡0、合併症ほぼ0」という最高レベル成績を達成しております(下記リンク御参照)。また他科との連携・チーム医療を尊重しつつも、主治医&術者として責任感をもって患者さんに接することに努めております。なぜなら患者さんが主役であり、患者さん目線で親身に診療に当たることが信条であるからです。

 

内分泌甲状腺全手術実績過去3年間(2008年~2011年6月)
   http://www.oph.gr.jp/blog/topics/post-93.html

膵・脾・中下部胆道手術実績(予定手術)過去5年間(2006年~2011年6月)
   http://www.oph.gr.jp/blog/topics/post-94.html

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