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直腸脱に対する腹腔鏡手術-低侵襲性と根治性の両立

直腸脱に対する腹腔鏡手術-低侵襲性と根治性の両立

担当:赤松 大樹 金曜日診察
 鄭 充善 月曜日診察

 直腸脱は骨盤底の支持組織が加齢や出産によって弱くなり直腸が肛門から反転して脱出してくる疾患です。
強い痛みはなく長い経過で徐々に増悪するという疾患の特性から、病悩期間が長く、精神的・肉体的に限界となってから受診する場合が多いため、潜在的には決してまれな疾患ではないと考えられています。また高齢化の進展に伴い今後増加が予想される疾患の一つでもあります。

 直腸脱の根本的治療は外科手術以外にはありません。従来の手術方法は、身体への負担が小さいが再発率の高い会陰側アプローチ(肛門から手術を行ないます)と根治性は高いが侵襲が大きい腹腔側アプローチ(開腹してお腹の中で直腸を持ち上げて固定します)の二つの方法に分けられていました。しかし近年高い根治性と低侵襲性を併せ持つ腹腔鏡手術が開発されました。大腸癌に対する腹腔鏡手術で豊富な経験を持つ当院でもこの腹腔鏡下直腸脱手術を積極的に行なっています。お臍を3cm程度切開し、必要に応じて右下腹部に5mmの傷を加えて腹腔鏡下に手術操作を行い、直腸を持ち上げて骨盤壁に固定し脱出を予防します(腹腔鏡下直腸固定術)。

 腹腔鏡手術は開腹手術と比較して患者さんの身体に対する負担は非常に小さく、ご高齢の患者さんでも術後数日で退院する事が可能です。ただ腹腔鏡手術には全身麻酔が必要ですので、手術対象は、ご自身で歩行や日常の活動が可能な患者さんに限られます。詳細をお知りになりたい方は当院セカンドオピニオン外来(直通:06-6775-2863、メール:shoukai@oph.gr.jp)を受診されるか、または外科外来(代表:06-6771-6051)までご連絡ください。

 

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