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より体に優しい、新しい低侵襲手術‐単孔式内視鏡手術(SILS)「傷跡の目立たない手術【Scarless?Surgery】」

より体に優しい、新しい低侵襲手術-単孔式内視鏡手術(SILS)「傷跡の目立たない手術【Scarless? Surgery】」

大阪警察病院 外科部長 赤松 大樹 

開腹術と同等の手術をより小さい傷で行う腹腔鏡下手術(小さい穴をあけて行う手術)は、術後の痛みや体への負担を減らし、早く退院でき、早く家庭復帰や社会復帰できるといわれています。

近年、低侵襲性、整容性(見目の美しさ)をさらに追求する単孔式内視鏡手術(Single Incision Laparoscopic Surgery:SILS)が提唱されています。当科では2009年5月にはじめて単孔式内視鏡手術(Single incision laparoscopic surgery: SILS)を導入し、以降、各疾患に対して積極的にSILSを行っています。従来の腹腔鏡下手術では4-5か所の穴から手術を行い、4cm位の小さい創を加え行うのですが、単孔式腹腔鏡下手術(SILS)は切り取った病変を取り出すための1つの穴(図1)からだけですべての手術を行います。手術の内容は、大きくお腹を開け開腹手術をしても、従来の小さい創を幾つか増やし腹腔鏡手術をしても、このSILSと呼ばれる小さい創(キズ)一つの手術をしても同じです。更に、おへそに創を持って来ると、傷跡はほとんどおへそに埋もれて見えません(図2)。中にはホントに手術をしたの?といわれる患者さんもいるほど、極めて「美容的に」素晴らしい手術です。疾患にもよりますが、術後1週間程度で退院も可能です。

当科では、胆石症・急性虫垂炎・鼠径ヘルニアに対してはSILSを第一選択としています。また、胃癌・大腸癌に対しても積極的にSILSを導入しており、2013年5月までに約1200例のSILSを行いました。           

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図1:単孔式腹腔鏡下手術:お臍の小さな切開(2~2.5cm程度)から手術を行います。

図2:大腸癌に対する単孔式腹腔鏡下大腸切除後の手術の傷跡です。傷跡が目立ちません。「ほんとに手術したの?」といわれ美容面でもすばらしいです。

 

  この手技は非常に高度の技術を必要とします。普通の病院では中々できません。当院は従来から低侵襲で体に優しい内視鏡手術の沢山の経験と高度の技術を持っていましたが、更に多くの患者さんに、より安全で、より確実にこの術式を受けて貰えるようになっています。この魅力的な手術をすると良い適応も決まっています。詳細をお知りになりたい方は当院セカンドオピニオン外来(直通:06-6775-2863、メール:shoukai@oph.gr.jp)を受診されるか、または外科外来(代表:06-6771-6051)までご連絡ください。

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