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今回は、VSRADという新しい診断システムをご紹介致します。
VSRADとは、Voxel-based Spesific Regional analysis system for Alzheimer’s Diseaseの略で、埼玉医科大学病院核医学診療科松田博史教授の総監修の下、大日本印刷株式会社ならびにエーザイ株式会社が共同開発した、早期アルツハイマー病診断支援システムです。
アルツハイマー型認知症では、脳の側頭葉の海馬傍回という部位が萎縮することが知られていますが、このシステムは、1.5Tの頭部MRI矢状断画像から海馬傍回の萎縮の程度を読み取るための画像処理・統計ソフトウエアーです。このソフトウエアーを用いることにより、側頭葉海馬傍回の萎縮の程度を解析・数値化することができます。
臨床症状に加えて、頭部MRI、認知機能検査(MMSE、HDS-Rなど)、脳血流シンチ(SPECT)、脳波によってアルツハイマー型認知症の診断を行って参りましたが、今回ご紹介したVSRADも援用することで早期アルツハイマー病診断の精度を上げることができます。 検査方法は簡単です。通常のMRI検査依頼時にVSRADを追加するだけで、MRI検査料金以外に別料金は不要です。当科では平成18年6月1日より放射線科と共同でVSRADを導入しており、既に約60人の方々に実施し致しました。

