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カテーテルによる頻脈性不整脈治療(WPW症候群の治療例)~経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)~

不整脈には大きく分けて脈が速くなるものと遅くなるものがあります。
脈が速くなる不整脈(いわゆる頻脈性不整脈)の治療は薬物治療と今回御紹介する経皮的カテーテル心筋焼灼術があります。

経皮的カテーテル心筋焼灼術は血管を通して心臓内まで電極のついたカテーテルを入れ、不整脈の発生源を高周波という電気を用い60℃程度に熱することで焼灼し不整脈を根治する治療法です。
薬物治療の問題点は様々な副作用がありうること、効果が個人個人で異なること、一時期効果があっても再発があることなどがあげられますが、通常入院しなくても治療が開始できるなど良い点もあります。
一方この経皮的カテーテル心筋焼灼術はごく低い頻度の合併症が認められますが、その高い有効性・根治性から近年では第一選択の治療として行われています。治療が成功すれば発作のたびに来院する必要もなくなり、発作を予防するための薬もいらなくなります。
当院では年間100例以上の経験があり、平均的に95%以上の成功率で不整脈が根治しています。
今回代表的な頻脈性不整脈を伴う疾患としてWPW症候群を御紹介します。
WPW症候群では心房と心室の間に副伝導路といういらない回路があり、その回路に電気が伝わることでデルタ波という特徴的な心電図変化がみられます(図1左)。

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さらにはこのいらない回路を介してしばしば頻脈発作がおこります(図2、下図)

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経皮的カテーテル心筋焼灼術によっていらない電気回路(副伝導路)を焼灼することでデルタ波は無くなり(図1右、図3)、頻脈発作も全く起こらなくなります。

図4.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

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