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甲状腺手術(標準~高難度まで)の手術関連合併症発生率0(2021年)を達成
当科では、過去20年間にわたり高難度手技を要する「甲状腺内視鏡手術」および「気管・食道・血管合併切除等の高度進行癌手術」を積極的に実施し、全国の甲状腺専門病院や大学病院等から多数の症例をご紹介いただいてきました。
2008年から2021年迄の過去14年間の手術関連合併症発生率は0.39%でした(2021年は0%)。また、2022年5月31日迄の過去20年間の、予定手術における術死、在院死、手術関連死亡、においてはいずれも0例でした。2008年以降の手術実績詳細をお示しします。
https://www.oph.gr.jp/medical/treatment/kojyousen/post-102/
甲状腺の手術後には、呼吸・循環に影響する致命的な合併症発生リスクがあります。「術後出血」はその代表的なものであり、日本医療安全調査機構からも提言として公表されています。
https://www.medsafe.or.jp/uploads/uploads/files/teigen16.pdf
当科では、クオリティーの高い手術手技を提供するとともに、「麻酔科との協力体制」「多科連携」「ICUを含めたハード面での病棟管理」など、総合病院としての大阪警察病院のスケールメリットを生かして、万全の体制を心がけています。