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間質性膀胱炎(ハンナ型)に対する膀胱内注入療法
ジムソ膀胱内注入療法とは?
ジメチルスルホキシド(Dimethyl Sulfoxide):ジムソ50%®という有機溶媒を膀胱内に注入する方法で、抗炎症作用と鎮痛作用の両方から疼痛・不快感・頻尿症状を改善させます。
実際にはどのようにする治療なの?
2週間ごとに計6回、外来で行う処置になります。
尿道からカテーテルを挿入し、まずは痛みのコントロール目的に局所麻酔薬(4%キシロカイン液)を膀胱内に注入し15分間置きます。
その後、再度カテーテルを挿入して膀胱内の局所麻酔薬を排出させ、ジムソを膀胱内に注入します。15分後に排尿して終了となります。
副作用は?
- 膀胱痛、尿道痛が約30%に起こります。治療回数が増えてくると軽減していきますが、予防で局所麻酔薬を使用していきます。
- 膀胱不快、頻尿が約10%で症状が悪化しますが、2.3日で改善します。
- 呼気皮膚臭異常が5~10%に起こります。膀胱注入後にニンニク臭を感じることがあります。
- 水晶体混濁は動物実験で認めましたが、過去に問題になったことはありません。
- 血中・乳汁移行が確認されるので妊娠中や授乳期には使用できません。