心不全ケアチーム

 生活習慣の欧米化に伴う虚血性心疾患の増加,高齢化による高血圧や弁膜症患者の増加により心不全患者が増加しており、2030 年には130 万人に達すると推計されています。(Okura Y, et al. Circ J. 2008; 72: 489-91)

 心不全は、一度治療すれば治る病気ではなく、退院後も薬を飲み続けたり、日常生活でも心臓に負担をかけないように心がけていく必要があります。心不全患者さんが、病気と付き合いながら、自分らしく生活を送ることができるよう、多職種の医療スタッフが支援しています。心不全患者さんを多面的にサポートできるよう心不全ケアチームが結成され活動しています。

基本方針

心不全患者さんに対して、

  1. 心不全の再発で再入院することを避けるよう、生活の調整をお手伝いします。
  2. 心不全症状が出てきた時に、心不全の重症化を防ぐために、より早期の段階で病院を受診できるよう確認をします。
  3. 末期・終末期を見据えて、心不全と診断された早い時期から、緩和ケアを行います。

これらを目標にして、心不全患者さんが、自分らしい人生を送れることを目指しています。

活動内容

心不全教室 (毎月3回開催)

心不全患者さんと家族に対して日常生活の注意点や心不全に伴う症状を早期に発見するポイントについて説明します。

心不全外来(毎週1回)

普段の医師の診察では聞くことができないような日常生活の過ごし方などについて、専任看護師と30分程度、時間をかけて面談をしています。

心不全カンファレンス 毎月開催(心臓リハビリカンファレンスと合同開催)

心不全患者への取り組みを話し合っています。時には、重症患者さんへの関わりなどを多職種で情報交換して、患者さんにより有益に過ごしていただけるように検討しています。また、心不全と心臓リハビリは相互に関わりが多いため、心臓リハビリカンファレンスと合同開催して、より密な情報共有ができるように務めています。

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構成メンバー

  • 医師(日本心不全学会員在籍)
  • 看護師(心不全看護認定看護師在籍)
  • 薬剤師
  • 栄養士
  • 臨床検査技師
  • 理学療法士
  • 事務員

心不全患者さんへのメッセージ

 心不全は一生のつきあいになります。しかし、日常生活で心臓に過度の負担をかけないように心がけて過ごすことで、心不全の再発はある程度防ぐことができます。それでも、心臓自体が弱っていくと、徐々に心不全入院を繰り返していくことになります。そのような心不全に対して、入院中や退院後の外来通院やリハビリなどを含めて、継続的に心不全患者さんをサポートするために活動しています。困ったことを気軽に相談してもらえるような人間関係を築きあげて、心不全という制限があるなかでも、快適に過ごしていただけますように願っています。

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