乳腺・内分泌外科(内分泌甲状腺外科)

ご紹介くださる先生方へ

 甲状腺癌に対し甲状腺切除とともに必要に応じて頚部リンパ節郭清を行います。整容性と低侵襲を目指した内視鏡下甲状腺手術(葉切除、全摘+リンパ節郭清)を開発し通常切開での手術(保険診療)とともに甲状腺癌の標準術式としています。一方、気管や喉頭に浸潤した進行甲状腺癌の手術は、内視鏡手術同様に大学病院や甲状腺専門病院を含む全国各地から、またアメリカ、オーストラリア、中国、東南アジア等諸外国からも多数ご紹介を頂いております。独自の気管合併切除再建手術は世界的に評価されています。食道や血管に浸潤した困難な甲状腺癌にも対応します。分子標的治療薬を使った治療に関してもご相談ください。甲状腺良性腫瘍に対しては、美容面を含めて慎重に手術適応(内視鏡手術含)を考慮して最善の治療を選択します。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)においては、内科的治療が無効や非適応の患者さんに対して、甲状腺超亜全摘術を実施しています。副腎の診療、特にクッシング症候群、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症などホルモン産生腫瘍の外科治療、中でも腹腔鏡手術等低侵襲治療に非常に力を入れています。また、頸部、咽頭喉頭全般の手術(喉頭摘出、咽喉頭摘出)にも対応します。

 患者さんのご紹介やご予約についてのお問い合わせは、地域医療連携センター(TEL:06-6775-2863)までお電話下さい。今後とも宜しくお願い申しあげます。

対象疾患

【甲状腺分泌外科領域】
甲状腺、副甲状腺、副腎、後腹膜、頸部(唾液腺・咽頭喉頭等)疾患