医療センター

外傷センター

 外傷治療は大まかに分けて外傷の蘇生(救命)治療、外傷の再建治療、外傷のリハビリテーションの3つの柱で構成されています。当院ではこれまでもER・救命救急科を中心として24時間体制で多発外傷や重度外傷を受け入れ救命救急診療を行ってきました。救命の目途が立てばより良い身体機能の回復や早期社会復帰のために遅滞なく外傷の再建治療を開始することが必要です。また、再建を行うには多分野にわたり様々な専門的なスキルが必要となりますが、当院には麻酔科、整形外科、形成再建外科、心臓血管外科、歯科口腔外科、頭頸部外科、血管内治療など優れた技術を持つ先生が多数在籍していますのでご協力を頂きながら高いレベルの外傷治療を地域の皆様に提供してまいります。

 また、高齢者の骨折に対して早期手術を行い寝たきりにならずに日常生活に戻れるよう地域の整形外科とも協力して支援します。特に高齢者は既往症を持っておられる方が多いと思いますが、安全な麻酔管理下でなるべく侵襲の小さい手術で早期リハビリテーションが可能となるように配慮します。
 地域の先生方と連携しながら断らない外傷センター、困ったときに頼りになる外傷センターとして認知していただけるよう地域医療に貢献してまいります。

対象疾患

  • 四肢・骨盤外傷一般
  • 多発外傷、脂肪塞栓症、後腹膜血腫など全身管理を要する四肢・骨盤外傷
  • 四肢・骨盤外傷の難治症例
  • 高齢者の骨折

担当医師プロフィール

役職 センター長
氏名 上尾 光弘(のぼりお みつひろ)
学会・資格等 日本救急医学会指導医
日本熱傷学会専門医
日本整形外科学会
日本外傷学会
日本災害医学会
日本臨床救急医学会
日本中毒学会

(2024年1月11日現在)