耳鼻咽喉科・頭頸部外科

診療方針

当院は急性期病院として、入院が必要となるような急性期疾患・緊急疾患の受け入れを積極的に行っています。麻酔科医師の人材が豊富なため、緊急手術・準緊急手術にも随時対応しています。このように地域の基幹病院としての役割を果たすべく尽力しておりますが、お陰様を持ちまして、大阪府以外からも多数お越し頂いております。病状が安定された患者さんは、地域の『かかりつけ医』に逆紹介させて頂いておりますので、事前にご了解頂ければ幸いに存じます。

 

  • 耳領域は様々な観点から治療方針を決定し、時機を逸さずに追加治療も行っています。手術症例ではショートステイ手術を心がけています。
  • 鼻領域は、内科的治療に抵抗するものに対しては、手術的加療を行っています。アレルギー性鼻炎に対しては、炭酸ガスレーザー治療(日帰り手術)や鼻中隔矯正術・下鼻甲介切除術を行っております。ちくのう(副鼻腔炎・鼻ポリープ)に対しては、内視鏡とデブリッダーを用いた手術を行っています。いずれも低侵襲かつ全身麻酔で行えますので、患者さんの満足度も高いです。入院期間は1週間強となっています。
  • 咽喉頭領域で問題となる急性炎症(急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍・喉頭蓋炎・頸部膿瘍)では、随時緊急CT撮影が行えますので、診断・治療方針の決定・転換(外科的治療への移行など)を的確に行っています。
  • 口蓋扁桃摘出術・声帯ポリープ切除術(喉頭微細手術)は術後約1週間の入院となっています。
  • 顎下腺摘出術・耳下腺摘出術・甲状腺腫瘍摘出術は術後1週間強の入院としていますが、傷口が早く落ち着くようなら早期に退院して頂き、外来での抜糸にも対応しております。唾石摘出術(口内法)は局所麻酔であれば日帰り手術も可能です。
  • 悪性腫瘍(舌癌・喉頭癌・咽頭癌など)は診断後、それぞれの患者さんの負担がなるべく少なくなるように状態・ニーズにあわせて、放射線治療・化学療法を積極的に行っています。