ブレストケアチーム

院内ブレストケア会議

 大阪警察病院では、2004年4月よりブレストケアチームを発足致しました。乳腺疾患に関する診断、治療についてトータルなケアを提供するために部門を越えた専門チームです。乳腺外科スタッフだけではなく、放射線診断科、病理診断科、臨床検査科による診断、形成再建外科・美容外科との合同での乳房再建手術、術後入院中に理学療法士・作業療法士による患側上肢リハビリテーション、術後には放射線治療科による放射線治療や化学療法認定看護師や薬剤師による化学療法室での抗がん剤治療、緩和医療チームの協力、そして一連の治療をトータルでケアする乳がん看護認定看護師がチームのメンバーです。

各部門の専門的な知識・技術に基づき、チーム内で連携して質の高い医療・看護を提供することを目的としております。

ブレストケアチームからのお知らせ

   
運動告知

乳腺外来受診のすすめ

 いま日本人の女性の9人に1人は一生のうちに乳がんにかかると言われ、罹患率では1995年に胃がんを抜いてついに女性の1位となってしまいました。死亡率では大腸がん、肺がん、膵臓がんについで4位ですが、次第に上昇している傾向にあります。当院では、乳がんを含めた人間ドックによる検診と、精密検査・診断を専門とする乳腺外科外来を開いております。乳がんによる死亡ゼロ・乳房喪失ゼロを目指してできるだけ早期発見できるようにチーム一丸となって力を注いでいます。

ちょっとした拍子に、乳房に硬いしこりをふれたことはありませんか?乳がん検診で異常を指摘されたことはありませんか?そんなお悩みのある方は、乳腺外科外来を受診ください。専門的な乳腺外科外来を平日 月から金曜日の午後に行っております。半日かかることもありますが、その日のうちに検査と診察、結果説明が可能です。( 細胞の検査が必要な場合、結果は数日かかります)また、プライバシーに配慮すべく、女性の超音波検査士、診療放射線技師が研鑽中です。

尚、症状の無い方でも、妊娠中・妊娠の可能性のある方、豊胸術後の方、心臓ペースメーカーのある方は住民健診を受診できませんので、乳腺外科外来を受診ください。

毎日一般外来でも乳腺に関する診察を行っております。特に気になる症状があり、早めに受診されたい方は、月曜日から金曜日の午前11時までに乳腺内分泌外科外来にお越しください(可能な限り予約をお勧めします)。かかりつけ医のある方は、かかりつけ医院より当院地域医療連携室経由で予約を取得することが可能です。 

はじめて当院を受診される方へ・・

保険証および紹介状をお持ちください

はじめて受診されるときは、必ず保険証をお持ちください。保険証をお持ちいただかないと、自費での診療になりますので、ご注意ください。
保険外費用療養費制度により「かかりつけ医」などの紹介状をお持ちでない患者さんについては、診察料とは別に初診時における保険外併用療養費として別途税込5,500円をお支払いいただきます。他の医療機関(医院・診療所等)の検査結果を当院の医師が参考にできる利点もあるため、ぜひ紹介状をお持ち下さいますようお願いします。(※2022年10月1日から、令和4年度診療報酬改定により保険外併用療養費は7,700円に変更となります。)

原則予約制です。予約なしでも受診できますが、予約の方が優先です。

受診いただく皆さまの待ち時間をなるべく短くするため、原則予約制としております。すでに他の医療機関を受診されている方は、紹介状・レントゲン等の資料をお持ちいただくとスムーズに診療できます。

乳腺外科外来受診の流れ

【診察日時】
毎週月から金曜日 午後(予約制です。)

【予約方法】
お電話で予約を受け付けております。月曜日から金曜日の午後3時から午後5時までの間に、乳腺外科外来までお電話ください。大阪警察病院の診察券をお持ちの方はご用意下さい。診察券がない方は、お名前、誕生日をお伺いの上、予約をお取りします。

【受付場所】
当院をはじめて受診される方は、初診受付にて受診申し込み用紙をご記入の上、お申込みください。

【問診表の記入】
問診用紙(PDF)に今回気になっておられることなどをご記入いただきます。
※PDFを印刷の上、ご持参いただくと手続きが早くすすみます。

【 問 診 】
まず担当医との面談があります。ご記入いただいた問診票に沿って、症状をご説明ください。他病院での検査結果や人間ドックの結果、またレントゲンフィルムをご持参いただいた際には拝見いたします。

【視触診】
上半身を脱衣していただき、診察いたします。この際、ご自分で気になる部分をお知らせください。同時に自己触診の方法を指導いたします。1次検診での検査結果が出ている方等は、先に検査を受けていただくことがあります。

【 検 査 】
担当医により検査が必要と判断された場合、マンモグラフィー検査、超音波検査を必要に応じて受けていただきます。

【マンモグラフィ】
基本的に左右とも2方向で撮影いたします。もし微細な石灰化を認めるときには、拡大撮影を追加することがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。

【超音波検査】
胸にエコーゼリーを塗り、部屋を暗くし、探触子(プローブ)という機械の一部を当て、乳房全体とその周囲(腋や鎖骨周囲など)をなでるようにするだけの検査です。痛みは伴いません。

【診察・結果説明】
検査が終了してから、結果説明を致します。

【病理検査】(必要時)
穿刺細胞診、針生検を当日行います。
そのほか、結果に応じて必要な検査を行います。

精密検査について

穿刺吸引針生検で確定診断できない時に・・・

局所麻酔下 針生検
原則としてすべての穿刺は超音波ガイド下に行っております。

ステレオガイド下 マンモトーム生検
マンモトームとは、乳房生検専用の装置で、米国で開発された“吸引式針生検装置”のことです。小さな傷痕で病理組織診断が行えるのが特徴です。また、マンモグラフィで病変の位置を確認しながら十分な量の組織を採取できるために正診率(がんをがんと判定できた率)はほぼ100 %の信頼度が高い検査です。

乳管ファイバー
乳頭部より分泌物を認めるときには、まず細胞診を行います。
また、分泌物の量が数滴ある時には、腫瘍マーカー(CEA)を測定します。これらの検査で悪性が疑われた時には、乳管ファイバーと呼ばれる針金のように細い内視鏡で乳管内の腫瘍性病変の有無を検索します。

お願い

  1. 診察内容により、順番が前後する場合がございます。特に穿刺吸引細胞診が必要と判断された場合には再度超音波検査室での検査を追加する場合があります。
  2. 穿刺吸引細胞診や針生検を行った場合、結果説明は後日説明になります。
  3. 受診された患者さんが多い場合には、午後5時前後までかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
  4. 特に症状のない方、検診を御希望の方(お友達が乳がんになって気になるのでといった方も): 在住の市町村検診や人間ドックをご利用ください。大阪市にお住まいの方は、当院および当院人間ドックでも検診を受診できます。

精査不要・異常なしと判定された方へ

次回の受診までに気をつけていただきたいこと
毎月1回、必ず自己検診をしましょう!

  • 閉経前の方は、月経最終日から4,5日後に、閉経後の方は毎月1日とか誕生日の日など決めて行いましょう。
  • 乳房は自分で触ることができるところです!
  • 毎月自己検診していて、「いつもと違う」というのが大切です。
  • 目標は2cm以内で(できれば1cmになるまでに)見つけることです。
自己検診の観察ポイント

A.見る  B.さわる  C.しぼる

  • 右の乳房と左の乳房に、違うところはありませんか?
  • どこか腫れているところはありませんか?
  • 皮膚の色が変わっていたり、オレンジの皮のように毛穴が目立ったりしていませんか?
  • くぼんでいるところはありませんか?
  • 乳首がへこんできたり、ひきつったりしていませんか?
  • ブラジャーの裏にシミがついたりしていませんか?
  • 乳首から分泌物が出ていませんか?
  • 乳房にしこりや違和感を感じませんか?
  • 硬く触れるところはありませんか?
  • わきの下が痛かったり腫れたりしていませんか?
  • 「あれ、前にこんな感じあったかな?」と思うところはありませんか?

【A 鏡の前で見る】

  • 鏡の前にリラックスして立ち、乳房をよく観察します。
  • 乳房の大きさ・形・乳頭のただれなどの変化はありませんか?
  • 両手を腰に当てましょう。何か変化はありませんか?
  • 頭の後ろで手を組みましょう。変化はありませんか?
  • 万歳をしましょう。乳房の後ろにある大胸筋が緊張して乳房が押し寄せられるので、形の変化がよくわかります。変化はありませんか?
  • 前かがみになったり、後ろに沿ったり、体を回転させたり、乳房を色々な方向から見てみましょう。何か変化はありませんか?斜め方向から光を当ててみると、皮膚の微妙な凸凹や透け具合、色の変化などがよくわかります。

【B 指でさわる】

  • 立ったまま、親指以外の4本の指の腹と肋骨で乳房を挟み込むように、やや押し気味に少しずつ場所を移動しながら触ります。入浴の時、石けんのついた手で触るとすべりがよく、小さなしこりまでみつけやすくなります。
  • 乳腺をくまなく触診するには、渦巻き方式・縦の平行線方式・横の平行線方式など、方向を決めて行うと触れ残すことなく触診することができます。色々と試してみて自分にあった方法を選んで行いましょう。また、いつもとの違いを知ることが目的なので、毎回何通りかの違う方法で調べてみるのもよいでしょう。
  • ①と②を仰向けに寝て行います。この時、片側の背中の後ろにタオルなどを入れて、体を傾け乳房が左右に落ちないようにします。

【C、乳首をしぼる】

  • 最後に、乳首をしぼるようにして、乳首からの分泌物が出ないかを調べます。透明や白色の分泌物ではあまり心配はないですが、血性や茶色の分泌物が出た時は受診した方がよいでしょう。

次回受診について
異常なしの方:30代の方は約1年後、40歳以上の方は約2年後にお住まいの地域で市町村検診を受診ください。市役所・保健所にお問い合わせください。
大阪市にお住まいの方は、当院では月曜日、火曜日、上本町の人間ドッククリニックでは月~土曜日の午前中にも行っております。完全予約制です。
住民検診は、市町村の補助がでます(おおむね1500円で受診できます)。また初診時における保険外併用療養費(5500円)もいりません。

気をつけるのは乳がんだけではありません!
胃がん・大腸がん・肺がん検診(女性の方は子宮がん検診も)を毎年1回受検ください。
市町村の住民健診、職域の健康診断、人間ドック等を必ず受けましょう!
当院付属人間ドックのご案内はこちらです。

スタッフの紹介

乳腺外科
  • 吉留 克英:乳腺外科部長、乳腺専門医(No.887)、乳腺指導医・乳癌学会評議員、大阪大学医学部臨床教授
  • 鳥 正幸:乳腺外科部長(内分泌甲状腺外科)
  • 下 登志朗:乳腺外科副部長、乳腺専門医、内分泌外科専門医
  • 久保 杏奈:乳腺外科副医長、乳腺認定医
  • 安野 佳奈:乳腺外科副医長、乳腺専門医
  • 長谷川 庚美:乳腺外科医
  • 小橋 肇子:非常勤、乳腺認定医、検診マンモグラフィ読影(AS)資格
  • 乳がん看護認定看護師: 島田 真由美
病理部門
  • 安岡 弘直:病理診断科部長、病理専門医(No.2448)、細胞診専門医(No.2437)
形成外科部門
  • 日笠 壽:形成再建外科・美容外科部長
放射線治療部門
  • 岡本 欣晃:放射線治療科 部長
  • 高原 圭子:同副部長
  • リハビリテーション技術科
  • 放射線技術科:マンモグラフィー撮影認定資格 7名 (内、女性技師 7名)
  • 超音波検査室:体表超音波検査資格 5名 (内、女性技師 3名)
  • 化学療法看護認定看護師:2名
  • がん薬物療法認定薬剤師:4名

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