大阪警察病院内分泌外科は、2012年(平成24年)7月より消化器外科より移行独立し主として大阪大学乳腺内分泌外科と連携しています。現在、対象臓器として甲状腺・副甲状腺などの頸部疾患全般、副腎、膵臓を除くその他内分泌疾患(後腹膜・腹腔内腫瘍含む)を取り扱っています。
甲状腺の外科診療は手術が治療の第一かつ根治的である場合が殆どです。手術においては、その影響が呼吸・循環に関わるようなリスクを有し、かつ高い専門性を要求する分野であり豊富な経験や技術が必要となります。当科は、日本甲状腺学会認定専門医施設および日本内分泌外科学会および日本甲状腺外科学会の認定施設に指定されています。消化器外科における豊富な腹腔鏡手術や肝胆膵外科での経験をもとに副腎疾患・後腹膜疾患においても積極的な外科治療を実践しています。
日本甲状腺学会認定専門医施設名簿
http://www.japanthyroid.jp/public/facilities/map.html
日本内分泌外科学会専門医施設・専門医名簿
http://jaes.umin.jp/info/data/public.pdf
大阪警察病院内分泌甲状腺外科の特徴としては、悪性疾患を中心にあらゆる内分泌甲状腺外科疾患において手術を中心とした診療に対応可能ということがあげられます。
以下に当科の診療上の特色を列挙いたします。