ER・救命救急科

診療方針

当院は2008年2月1日の三次救急医療機関の認定(救命救急センターの設置承認)に伴い大阪府ドクターヘリの搬送患者受入施設となりました。

 2008年1月17 日大阪府ドクターヘリの運航が開始され、三次救急医療機関として認定された当院は、ドクターヘリによる搬送患者受入施設となりました。
 ドクターヘリの運航は、大都市圏域であるという大阪の実情と特性を活かしつつ、救急車を補完し、救急患者の救命率の向上及び広域救急患者搬送体制の充実並びに災害発生時の医療救護活動の充実を図ることを目的として、大阪府ドクターヘリ運営事業により実施されています。

ドクターヘリとは

救急医療用の医療機器等を装備したヘリコプターであって、救急医療の専門医及び看護師等が同乗し救急現場に向かい、現場等から医療機関に搬送するまでの間、患者に救命医療を行うことのできる専用のヘリコプターです。大阪大学医学部附属病院が基地病院となっています。

ドクターヘリの役割は

【救急搬送】:消防本部の要請を受け119番通報による重症患者が発生した救急現場へ出動し、現場で救命医療を行った上で、医療機関へ搬送します。

【施設間搬送】:病院の医師等の要請を受け医療機関へ出動し、医師が付き添って重症患者をより高度で専門的な医療機関へ搬送します。

搭乗者と搬送人員

操縦士(機長)1名、整備士1名、医師1名(状況によって2名以上)、看護師1名(状況によって2名以上)が搭乗し、搬送可能患者数は、一度に最大2名までとされています。

当院では

ホットラインを通じて患者搬送連絡が入り、受入れが決定すれば、ヘリコプターの離着陸に備えて、速やかに離着陸場所の安全確保の措置をとるとともに、傷病者を受入れするための準備態勢をとり、医師、看護師、管理担当者が当院屋上にあるヘリポートへ向かいます。

周辺にお住まいの方へ

ドクターヘリ離着陸時には、大きさ84~93EPNdB※の騒音が出ます(1離着陸1分未満)。周辺の住民の方にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

※ 電車内、騒々しい工場やカラオケ、電動ハンマドリルの音と同程度の音

災害拠点病院

大規模な自然災害、事故等が発生した場合に、直ちに災害現場に駆けつけ救命医療を行う災害派遣医療チーム(DMAT)の体制もあります。