診療方針

対象とする主な症例について

肺炎について

人工呼吸管理や全身管理などの高度医療を要する重症肺炎や重症呼吸不全症例には、迅速に集中治療室(ICU)で対応します。またICU退室後は一般病棟でも人工呼吸管理を継続して行い、人工呼吸からの離脱、あるいは在宅人工呼吸への移行を行っています。

気管支喘息について

ステロイドや長時間作用型気管支拡張薬(β刺激薬、抗コリン薬)を定期的に吸入することによって、外来通院でコントロールできます。また、服薬を中断しがちな方には、患者教育や吸入指導にも重点を置いています。それでもコントロール不良な一部の難治性喘息の中には、生物学的製剤(点滴・注射)が効果があるかもしれません。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)について

禁煙したいのに、なかなか禁煙できない方には、禁煙補助薬による「禁煙外来」をお勧めします。COPDと診断された方には、気管支拡張薬やステロイドによる定期的な吸入治療の導入で、症状や呼吸機能の改善が見込まれます。また、慢性呼吸不全に至った方については在宅酸素療法、マスク式人工呼吸療法などで管理することもあります。

間質性肺炎について

原因によって、対応や治療は異なります。問診、診察や検査によって、原因がないかを検索していきます。急性に進行している場合には、気管支鏡検査を速やかに行ったうえで、ステロイドなどの治療を導入するように努めています。慢性に進行している場合には、抗線維化薬の内服治療が考えられます。

気管支鏡検査について

年間400件程度の透視下気管支鏡検査を行っています。気管支周囲の縦隔病変には、超音波気管支鏡ガイド下穿刺針生検(EBUS-TBNB)、末梢肺病変に生検鉗子などが到達したかの確認には、ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法(EBUS-GS)を用いて、検体採取をしています。新しい技術が次々と生み出されているので、日々、医療の質の向上に努めています。

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