File1 副島 朋恵 師長 救急3階西病棟

File1 副島 朋恵 師長 救急3階西病棟

そえじま・ともえ

 

Q.大阪警察病院看護部を選んだ理由は?
副島さん:
出身地も大阪ではなく、出身校も大阪警察病院看護専門学校ではありませんが、看護師として就職先を決めるときに「親元を離れて自立しよう」と考えて、岡山県か大阪府の病院に就職しようといろいろ探し、最終的には大阪警察病院だけ就職試験を受けて合格しました。
 私が就職した年度は、大阪警察病院看護専門学校の卒業生がいない年で、先輩たちがとても丁寧に親切に指導してくださったので、温かい雰囲気の中で新人時代を過ごすことができました。
大阪警察病院以外で働いたことはありませんが、看護レベルが高く、成長して力を発揮できる、キャリアアップ、人生の道として薦められる職場だと思います。

Q.ICUやHCUでの勤務が多くなったきっかけは?
副島さん:
最初は「看護師として働ければどこでも!」という気持ちでしたので、特に強い意志を持って「ICUで看護がしたい!」と希望したわけではありませんが、CCU(循環器疾患集中治療室)に23年をはじめとして、ER(救命救急)ICU、一般ICU・HCUと、集中治療関係の看護の道をずっと歩んできました。子育てが忙しい時期に一般病棟や外来への異動希望を出して異動しましたが、結局「やはり集中治療が好きなので戻してください」と希望を出している自分がいました(笑)。

Q.子育てとキャリアの両立は?
副島さん
:中学生の長女と長男、小学生の次女がいますが、みんな自立心が強く、私の仕事についてよく理解してくれています。子育てが大変な時期は、相談すれば、働きやすい部署に異動もできます。「両立が大変だ」という気持ちよりも、「仕事も子育ても楽しい!」という気持ちの方が勝りました。周囲の先輩、後輩ナースのサポートがあったからこそそう思えたのだと感謝しています。中学生になった娘と息子が、看護師を将来なりたい職業の選択肢として選んでくれているのがとてもうれしいです。

Q.看護師長として心がけていることは?
副島さん:
重症の患者さんや、命が危うい患者さんも集中治療の看護の現場でたくさん担当します。新人の頃はだれでも、自分が何もできない悲しさや無力感で落ち込んだり、医療現場が怖くなったりするものですが、それを恐れずに乗り越えれば必ず成長することを丁寧に伝えています。後輩には積極的に声をかけて、「わからないことは聞いてね」と伝えて、質問しやすい雰囲気を心がけています。また、「自分は成長が遅い…」などと落ち込まないように、「他人と比較せずに自分のペースで成長しましょうね」と話しています。私だけでなく、看護スタッフ全員が、後輩の看護師を育てていこうという気持ちが強く、それが看護のチームワークを強化してくれていると思います。

Q.気分転換法は?
副島さん:
お休みの日は、子どもたちと公園や植物園などに散歩にでかけます。仕事に夢中になってしまうタイプなので、休日は、仕事を忘れて家族と向き合うことを大切にしています。